分譲マンションの広告の見方(神奈川県/レンジャー/21歳/女性)

私は神奈川県に住む21歳のレンジャーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


分譲マンションの広告は見栄えのよい写真などでレイアウトされていることが多く、販売会社にとっては集客のためのツールとなっています。そのため、時には誤解を生んでしまう表現も広告に含まれている場合もあります。建物の完成予想図やイラストは図面に基づいて忠実に描かれていても、植栽をする予定のない植物のイラストなどがそこに付け加えられていることもあります。また、こういったイラストには周辺の景観を損ねるビルや電柱などは省略して描かれていることが大半です。したがって、チラシの完成予想図やイラストを見ただけで優良な物件だと思うことだけは避けたほうがよいでしょう。イラストと実物の物件の様子がかなり食い違っているケースはよくみられます。


実際に見てみるとイラストにあったはずの植え込みがなかったり、近くに大きなビルがあるなどして日当たりがよくなかったり、といった物件はよくあります。また、分譲マンションの周辺環境の写真も実際の周辺環境とは食い違っていることがありますので要注意です。周辺環境として緑の多い閑静な住宅街の写真を掲載していても、実際に見てみたら物件と数百メートル離れている場所の写真だったということがあります。また、近くに悪臭や騒音がする場所があることを隠すため、周辺環境の写真を航空写真にしているチラシも時々みられます。チラシでの分譲マンションの紹介は売り手にとって都合の悪い部分は巧妙に隠した状態となっていますので、購入の前によく下見をする必要があります。