私は愛媛県に住む52歳の救急隊員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
分譲マンションとは、所有権を部屋ごとに分割して売る集合住宅のことです。購入した人は専有部分の所有者となり、専有部分以外の共用部分は持分によって共有することになっています。販売を目的にしているもので、賃貸の場合に比較して造りは頑丈で、配備される設備機器も高級なものが使用されている場合が多いものです。分譲賃貸マンションと呼ばれる建物がありますが、1部の所有者が事情があって室を空室にしている場合にこれを賃貸に供する場合があり、一部賃貸という意味で使用されています。分譲マンションのような区分建物ではその所有者が持っている駐車場などの敷地区画の権利は敷地利用権と呼ばれ、専有部分と一緒に登記されており、別個には処分できないようになっています。(登記簿で確かめてみる必要はあります)
これを別個の権利として登記できるとすると、全100戸の入ったマンションであるとところから登記簿が複雑になりすぎるということで持分権としてだけ登記されているものです。建物は各戸区画され、内壁で囲まれた専有部分と、それ以外の共用部分に分かれ、共用部分には共用玄関ホールや廊下、階段、エレベーターホールやエレベーター室、電気室や機械室、界壁や床スラブ、バルコニー、各設備、基礎、郵便受け箱、屋上テラスその他のものなどから成っています。購入時には購入代金以外に登記費用や印紙代、ローン手数料、仲介手数料、火災保険料、引越し費用とか、修繕積立金や管理費、その後毎年固定資産税もかかって来ます。分譲マンションは賃貸と違って規約に別段の定めが無ければリフォームやリノベーションを自由に行うことが出来ます。