共用部分の充実、豊かなマンション生活(長崎県/不動産鑑定士/42歳/女性)

私は長崎県に住む42歳の不動産鑑定士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションにとって、共用部分をどのような設備にするかは重要な課題です。マンションの共用部分といえば、廊下や通路、駐車場、エレベーターや階段を思い浮かべますね。その他、カメラ付きエントランス・宅配ボックスも常識となりました。今をときめく共用部分を一つピックアップするとしたら、それはゲストルームやパーティルームではないでしょうか。それらはたいてい最上階にあり、眺めは最高です。テーブルの広さも十分で料理もできます。和室もあり、茶道や華道教室もできるのです。ゲストはホテルのラウンジに来ているような感覚になります。使いたい住人が予約をします。イベントシーズンはもとより、お子さんの誕生会の会場にもなるため昼間も程よく埋まっているといいます。


マンションの共用部分にこのようなスペースが登場したのはなぜでしょう。そしてメリットはどこにあるのでしょう。それは「生活感のなさ」ではないでしょうか。自分たちの住居より上階にあるゲストルームは、すばらしい眺めでしょう。生活感のない最上階の空間は、間違いなく招待したお友達に喜ばれます。自分たちもお友達も、みんなうれしいのです。共用部分として使用頻度は高いのです。マンション自体のイメージアップのみならず、住人の生活水準の高さまで肌で感じることができます。非常時の通路や基礎的な安全面、不審者などに対するセキュリティ、ホテルのようなダイナミックな演出。これらが揃って、マンションの豊かな住み心地を提供しているのです。