修繕積立金が十分なマンションを選ぶ(沖縄県/ボディーガード/57歳/女性)

私は沖縄県に住む57歳のボディーガードです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築マンションでも中古マンションでも、一戸建てを購入した場合とは異なり、毎月管理会社や不動産会社に一定のお金を納める必要があるのが通常です。これは管理費と修繕積立金と呼ばれるお金です。管理費は共用部分の設備の運営や維持に日常的に必要とされる費用であり、電灯やエレベーターの電気代や蛍光灯代、管理人がいる場合にはその給料などに充てられます。一方で、修繕積立金は同じように共用部分の管理に関わるものですが、大きな修繕や改修のために使われる費用を全体で積み立てておいているものです。実際には外壁塗装や耐震補強工事等、一度に行う必要があって巨額の資金が必要になるものを、今行うか否かに関わらず全体から集めておくシステムです。


修繕積立金については、マンションを購入する際にそれが十分妥当な額であるのかどうかを調べておくことが重要です。新築マンションではどのような期間ごとにどの程度の補修や修繕が必要になるかと、それにかかる費用を入念に計算してあるのでおよそ妥当な金額になっているのが通常です。しかし、中古マンションでは、新築当時の金額から変更していないことが多く、近年の物価の高騰や耐震強度に対する認識の高さから、適切な補修や修繕を行うのに必要な金額を徴収していない可能性があります。また、見た目の上で住むのにかかる費用を抑えて入居者を増やすためにあえて減らしていることもあります。そういった場合には品質の低下や将来的な修繕積立金の値上げ等が考えられますので、十分に確認しておくことが大切です。