僕は大阪府に住む69歳の会長です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

中古マンションとは、厳密には、完成から一年以上経ったマンションを指します。完成後一年以内に誰も居住しなかった場合、言ってみれば新築時の状態ですが、分類としては中古マンションとなります。新古とも言われます。不動産の購入を考える際、都心部では特に必ずと言っていいほど検討や比較の対象になるのが、この中古マンションではないでしょうか。一番の魅力はその価格です。新築マンションは通常、原価に販売コスト、各業者の利益を上乗せした値段で売り出されます。ところが、中古になると、流通件数が圧倒的に多く、その分競合するマンションが多くなりますので、価格は建物と土地の共有持ち分との合計に近づいてきます。マンションの多いエリアでは特にその傾向が出てきます。

また、マンションが多いエリアでは、中古マンションは流通件数が多い不動産ですので、新築マンションよりも希望の立地にこだわって探しやすいというメリットもあります。さらに近年、マンションのリフォームやリノベーションの実例も増え、業者の意欲や経験も以前よりも上がっています。既に賃貸の集合住宅に居住している場合、家賃の範囲内で支払える中古マンションを購入し、しばらくはそのままで居住しながら資金を貯めて、大規模修繕時に専有部分（自分たちの居住部分）のリフォームも一緒に行う、といったケースも増えています。これだと、特に水回りの工事などではメリットも大きいのです。このように、中古マンションは流通件数の多さがもたらす魅力が多い不動産です。