住戸の場所を考慮したマンションの選び方(山梨県/気象予報士/48歳/女性)

私は山梨県に住む48歳の気象予報士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


住戸の場所はマンションの選び方において特に重要となります。例えば非常に人気のある南東角の住戸は日当たりという面ではとても優れており、そのため住戸の価格も他より高くなりがちです。しかしそれだけの理由で南東角の住戸を選ぶと思わぬ落とし穴に落ちることもあります。南東角に限らず、角にあたる住戸や最上階では日当たりの良さや階上に当たる日の光が熱を蓄えるため、断熱性が悪いマンションの住戸を購入すると夏場は冷房が効きにくいため過ごしにくく、光熱費も無駄にかかる物件を引き当ててしまう可能性もあります。そのため角や最上階にあたる部屋では壁や天井などに断熱施工がしっかりと施されているか確かめておくことが重要となります。


また最下階も同様に住戸選びでは注意をしたい場所です。最下階の場合は地面からの熱が伝わってくることがあります。特に冬場は床下からの冷気が断熱工事がされていないと直に入り込んできます。最近のマンションでは断熱施工が全住戸に施されていることが多いですが念の為、内覧などで不動産会社の担当に聞いておく方が後々で困らずに済みます。またタワーマンションのような高層物件も住戸の場所によって大きく価格が変化するため、留意が必要です。一般には高層階ほど価格が高くなり低層階は安くなる傾向があります。日当たりなどで南東が人気があるといった事情は他と同じです。このようにマンションを購入する時は住戸の場所を考えた選び方が大事となります。