僕は福岡県に住む36歳の放送作家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産の基礎知識として知っておきたいことの一つに、住宅ローンの仕組みが挙げられます。一括で不動産を購入するのは普通の人には難しいため、金融機関などから住宅ローンを借りて、長期的な計画を立てて返済を行うことになります。住宅ローンと一口に言っても、2つの返済方法があります。元利均等返済と元金均等返済の2つです。元利均等返済とは、毎月返済を行うことになっている元金と利息の合計が常に一定になるように設定したものです。対して、元金均等返済とは、毎月返済する元金の返済額のみが一定になるように設定したものです。前者の場合は、家計を圧迫しないというメリットがありますが、返済期間が長引いてしまうという一面もあります。後者はその真逆の特徴を持ちます。
元金に対する金利の設定によって、3種類の住宅ローンが存在します。完全固定金利型とは、借入を行っている間の金利がずっと一定に固定されているものです。借入期間中に金利の変動があってもトータルの返済額が変わることはありません。変動金利型とは、半年ごとに金利が変化し、その度に返済額が変わるというものです。完全固定金利型に比べて金利が安くなります。固定期間選択型とは、一定期間の固定金利期間が終了した時点で、固定か変動かを選べるというものです。途中で返済額を見直すことが可能となります。その他、これらの商品を複数組み合わせたものも存在しています。公的ローンに比べて民間ローンの方が住宅ローンの種類が多く揃っています。