住宅を購入する際の選び方、3つのポイントとは?(埼玉県/宮大工/30歳/男性)

僕は埼玉県に住む30歳の宮大工です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


住宅を購入する際の選び方には、3つのポイントがあります。すなわち予算・設備・環境です。まず予算については、ほとんどの人がローンで住宅を購入することから、ローンの利用可能額とほぼ同義になります。利用可能額は自分の所得水準及びその所得をどの程度の期間維持できるかについての見込み(つまり返済期間の設定)によって決まってくるので、これに基づいて算出された額の範囲内で購入可能な住宅を選ぶことになります。次の設備は、間取り・広さなどが希望に合っているか、強度や耐火性などが十分であるかどうかといったことについてです。中古住宅の場合は建物の古び具合のチェックも重要です。最後の環境は、駅からの距離、近隣の雰囲気、買い物等の利便性について満足できるかどうかがポイントになります。


また、購入物件がマンションである場合は、これらに加えてさらに次の点も重要になります。1つは、管理体制です。管理組合や管理人常駐制度の有無、修繕積立金の運用体制などは購入後の暮らしの快適性に影響を与えます。その他、共用部分の設備状況も重要です。防犯設備や非常時の避難設備などが整っているか、メンテナンスは誰がどういう方法で行うのかといった点がチェックポイントになります。また、将来の売却を予定している場合は、資産価値についても考慮すべきです。マンションは一戸建てに比べると増改築などの自由度が低いですし、更地にして売ることもできません。そのため、資産価値を高めたいならリフォームのしやすさなどについてもチェックしておく必要があります。