人に寿命があるようにマンションにも耐用年数があるらしい(長崎県/臨床工学技士/52歳/男性)

僕は長崎県に住む52歳の臨床工学技士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


人に寿命があるようにマンションにも耐用年数があります。構造的には強固な鉄筋コンクリート造であるため、木造や鉄骨コンクリート造の一戸建てやアパートに比べてその年数も長いと考えられています。その年数は一般的に60年とも言われていますが、物件によって具体的な年数は異なります。そのため、マンションの中古物件を選ぶ際には、現時点でどの位の年数が経過しているのかということと残りの耐用年数はどの位あるのかということを担当者に尋ねて詳しく知っておく必要があります。中古物件の場合には、その販売価格は残りの耐用年数に比例して高くなることになります。そのため、その販売価格から築年数の古さを推測することも可能となります。


マンションの耐用年数は、構造だけに左右されるものではありません。定期的なメンテナンスなどの適切な管理がきちんと行われている物件ほど、より長く寿命を保つことができると言えます。ただし、かつて建設されたマンションの中には築40年ほどで取り壊されるものもあります。建物の構造自体には問題ないのですが、コンクリートの中に埋め込まれた配管の寿命が尽きてしまったため、取り壊すしかないのです。最近ではこういったことがないようにコンクリートの中に配管を埋め込まない工法が採用されています。この工法であれば、建物の寿命がもつ限り住み続けることができます。そういった訳で、マンションを選ぶ際には最新の工法で作られた新しい物件を選ぶことが大事です。