私は香川県に住む75歳の為替ディーラーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

マンションを購入することを考えるとき、立地や間取りと共に気になるのがその価格です。不動産は全く同じものがないという性質から、一応相場があっても、売り手と買い手の希望が合致すれば、その値段での売買になりやすいものです。例えば、マンションを比較サイト等で検討していると、同じ物件が次のサイト更新の際に一割くらい値下がりしていることはよくあります。最初にできるだけ高く出しておいて、そこで買い手がつけば、売り手としてはそれに越したことはないからです。もっとも、売り手側に、いつまでに売りたい、といった事情や希望がある場合は、予め妥当な値段で出てきます。その場合でも、その期日までに売れていなければ、値引き交渉の余地はあると言えるでしょう。

また、売り手が業者の場合、決算前も値引き交渉の良いタイミングです。営業マンとしては、自分の成績が決算年度単位で評価されることが多く、その前に出来るだけ売りたいと考えるのは自然なことだからです。とはいえ、気に入った物件があると、交渉している間に他の買い手が見つかってしまうのではないか、と気になるものです。購入を考えた段階から、そのエリアの物件情報をこまめに集め、出来れば物件の見学などもして、この物件でこの位の値段なら買う、といった自分なりの基準を作っておくとよいでしょう。値引き交渉のタイミングですが、相手側としては、本当に買う意思がある買い手とのみ交渉したいと考えます。いわゆる冷やかしは避けたいわけです。したがって、いくらまで下がれば買う、という購入の意思をきちんと示したほうが交渉は成功しやすいでしょう。