僕は島根県に住む71歳の児童文学作家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
中古不動産のご購入を検討され、価格交渉を行う事について考えてみます。少しでも低い価格で購入したいので、値引きの交渉となります。しかし、値引きばかりを交渉していても相手にしてもらえなくなります。値引きを考慮してもらえる場合を考えてみます。まず、価格を決定するのは、仲介をしている仲介会社や不動産屋ではありません。価格は個人や不動産を所有している会社の売主が決めます。価格は原価に売主が想定した利潤が加算されて決まります。新築の不動産では、売主はデベロッパー等で、会社として利益を上げる必要があるので、簡単には価格を下げられません。しかし中古では、この売主の想定する利潤が交渉する対象となります。原価を割る事はありえないので、原価を把握して利潤部分で値引きを交渉していきます。
値引きを行う場合について考えていきます。売主の状況によって提示される価格が違ってきます。現金化を急いでいる売主は、低い価格を提示しますし、余裕のある売主は、高い価格を提示してきます。ここで、不動産物件の適切な価格の相場を知る事が大切です。相場より高い物件は、交渉の余地があります。適切な価格を知っていれば、それを引き合いに出して交渉ができます。また、交渉の仕方も影響します。最初から価格では無くて、ご購入者が満足できる住居を探す事が目的ですから、購入する物件を良く検討してから、価格交渉となります。価格についても単に安くでは無くて、具体的な理由とそれに対応した価格目標を提示した方が、印象も良くなり交渉が円滑に進みます。