私は岐阜県に住む66歳のインタープリターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築の一戸建てには憧れるけれど、予算の関係でやむなく中古の一戸建て購入を考える人もいるかと思います。中古の場合は、購入前にじっくりと建物内外を見たり調べたりする必要があります。まず住宅の耐震性の判断として、建物が1981年より前か後に建てられたかを確認します。1981年より後であれば、新しい耐震基準によって建てられた為、まだ安心はできますが、1981年より前ですと、耐震性が不安です。もし購入しても耐震補強工事をした方が良いでしょう。経過年数により、住宅の外回りでは屋根・外壁・雨樋・雨戸などの劣化の具合を見て交換や塗装が必要かどうか確認をし、建物内では水周り・床・壁・天井などの劣化の具合を見て交換が必要かどうかを確認します。
交換が必要であれば、仲介不動産会社でもリフォーム業者でもいいので、いくらくらい費用がかかるのかを聞いておいた方が資金計画を立てやすいです。あと大事な部分は基礎です。基礎部分にヒビが入っていないかもチェックしましょう。建物自体の確認も必要ですが、周辺の環境も一緒に確認しましょう。高圧線の鉄塔が近くに建っていないか、津波の心配が無いか、土砂災害・河川の氾濫・浸水の恐れが無いか、原発が近くに無いか、近所に問題のある人が住んでいないか、騒音が無いか、学校・病院・買い物などは行ける範囲にあるかなど、調べられる事は調べておきましょう。日本の住宅は25年くらいで価値がゼロとなり、壊して建て替える、ということをやってきましたが、これからは自分で建物を修繕しながら長く大事に使っていくことが大事だと思います。中古一戸建てを安く購入して、少しずつ修繕しながら住み続けるのも、賢い選択だと思います。