中古マンションを買うときの注意点。(大阪府/工業デザイナー/66歳/女性)

私は大阪府に住む66歳の工業デザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新規に購入するなら新築マンションに憧れる方が多いかと思いますが、中古物件でも非常にいい条件の掘り出し物があることもあります。築年数が経っている分、新築よりも安く購入できることが多いのも魅力です。今回は中古物件の購入を検討するに当たっての、注意するポイントをご紹介いたします。まず、築年数はしっかり確認しておきましょう。リノベーションされていると一見新しく見えますが、建物自体が古いと耐震の強度や、エレベーターなどの共有設備に不備がある可能性もあります。耐震の話をしますと、昭和56年に今の新耐震基準が定められたので、それ以前に作られたマンションは注意が必要です。エレベーターや貯水槽なども問題ないか内見時に確認しておきましょう。


また内見の折には、是非共同のゴミ収集場所や駐輪場なども確認しておいた方がよいです。どんな設備になっているかはもちろんのこと、そのマンションにどんな人が住んでいるのかや、しっかり管理されているかどうかを知ることができます。よく「中古マンションは管理を買うものだ」と言われていますが、管理がしっかりなされていると建物の価値も下がりにくいので、非常に重要なことなのです。さらに、どのような方がそのマンションに住んでいるのかを知ることができるのも中古物件ならではです。新築ではなかなか分からない情報です。お隣や上下の部屋にどんな家族が住んでいるのか、事前に分かっておくと安心できます。不動産業者に聞くと教えてくれることもあるので、是非聞いてみてください。