中古マンションは築20年以降がおススメ(鳥取県/アスレティックトレーナー/52歳/女性)

私は鳥取県に住む52歳のアスレティックトレーナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


築浅マンションは実は割高も多いのです。築後10年以内ならば設備面でも問題はないため、新築物件よりかなりお得に感じますが、実際には仲介手数料が必要であること、登録免許税や固定資産税の軽減対象外であることなども考慮すれば、築浅の中古マンションは新築マンションよりもトータルコストで高くつくこともありますから、要注意となります。そこで、築20年以上の中古物件に目を向けてみましょう。平均値ですが、新築価格の半額くらいで購入することができるはずです。特に首都圏の外周部や地方都市になれば、更に割安となります。また現行の耐震基準に建築基準法が改正されたのが1981年であり、それ以降に建築確認を受けた建物が安心ということになります。竣工日で見ると1983年以降の物件です。より安心を見るならば、1984年以降ならば確実です。2014年現在、築後30年までの物件を選択すれば良いことになります。


つまり、お得感の面で築後20年、安全の面で築後30年まででありますから、その間の物件が狙い目となります。ただし、中古マンション購入に当たっては注意点もあります。まず大規模修繕がいつ入るのかをチェックすることが大切となります。これは最も注意すべきポイントで、大規模修繕が定期的に、かつ適切に行われてきたのか、今後も適切なタイミングで実施できる修繕積立金が確保されているのか、これらの確認が必須です。入居後1年も経たずして、修繕積立金の追加徴収が必要です、ということでは困る訳です。そしてリフォーム予算を確保しておくことも重要です。築20年を超えてくると、付帯設備が旧式の可能性もあり、間取りも古臭いのであればリフォームとなる可能性は高いです。その場合、程度問題ではありますが、最低でも500万円は確保しておく必要があります。それでも、トータルコストではお得となることが多いのです。