中古マンションの買い時について(福島県/調香師/42歳/男性)

僕は福島県に住む42歳の調香師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


昨年から今年にかけて、消費税が増税してしまうのでその前にマンションを購入しておかないと損をしてしまうと大急ぎで売買契約を結ぶ人が続出しました。2015年10月には2度目の消費税増税が予定されていますので、その前のタイミングを狙って新築マンションを購入する人が増加する時期がもう一度やってくる可能性があります。確かに新築マンションを購入する人にとっては、消費税増税の影響を見逃すことはできませんので、それを回避できる時期が買い時だと言うことができます。しかし、中古物件の場合には、消費税増税による影響を受けないというメリットがありますので、増税などのマクロ的な理由を考慮して買い時を決める必要がありません。


もちろん中古物件売買の全てが消費税増税と無関係であるわけではありません。たとえば売主が不動産会社等の法人であった場合には、新築物件同様に消費税がかかります。また、個人間の売買であったとしても、その取り引きの仲介を不動産会社等に依頼した場合には、その仲介手数料に消費税がかかります。ただし、全くの個人間取り引きであれば、消費税は一切発生しません。実際には、不動産会社に仲介を依頼する人がほとんどですから、仲介手数料に対する消費税は発生してしまうケースが多いです。しかし、マンションの本体価格に課税されるケースに比べれば、その増税による影響はほんの微々たるものだと考えることができます。ですので、中古マンションの購入を考えている人にとっては、欲しい物件を見つけた時こそが買い時だと言うことができます。