僕は山口県に住む29歳のインタープリターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
中古マンションの買い時は、新築分譲から10年経過した頃だと言われています。その理由は、構造などの大きな欠陥があれば通常は10年以内に露呈するからです。10年を経過して問題のない物件は大丈夫だと言われています。過去に大問題になったような構造計算書偽造などは論外にしても、建築当初に想定していなかった瑕疵が発覚することもあり得ます。そのような欠陥は10年も経てば出てくると言われているのです。更に、その間に比較的規模の大きな地震が発生していれば耐震性も確認できます。東日本大震災以前に建築されたマンションで、震災の影響を受けた地域にありながら、液状化を含めて被害のなかった物件は安全であると信頼が高まっています。
中古マンションの買い時が10年を経過した頃だと言われるもう一つの理由は、大規模修繕が完了する時期だからです。外壁、屋上、階段、廊下、エントランスなどの共用部分は10年を目途に修繕積立金で大規模修繕をします。それが完了して間もない時であれば、新築同様の状態とは言わないものの、少なくとも外観はきれいになっていますし、経年劣化も補修されています。また、中古物件は、一般的には建築から年数を経るに連れて価格は低下します。土地の相場変動なども価格に影響を与えますので一概には言えない面もありますが、築後2、3年の物件よりも10年を経ている物件の方が価格は下がっています。価格の面でも10年を経た物件は買い時なのです。