中古マンションの築年数について(石川県/音楽評論家/73歳/男性)

僕は石川県に住む73歳の音楽評論家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションに関しては、築年数によって価値が決まると思われがちですが、実際には、その他の要因の方が物件の価値に影響を与えると言われています。木造一戸建ての場合には、月日の経過と比例して減価償却していくことになりますが、何十年も耐久性が持続するようなコンクリートで建てられたマンションの場合には、それだけで物件の価値が下がるというようなことはないのです。設備の充実度や地価に影響する立地条件など、様々な要因で価値が決まることから、極端なことを言えば、新築よりも中古の方が価値が高い物件も沢山存在しています。そのため、中古物件を選ぶ時には、築年数に惑わされることなく、その中身についてよく吟味することが大切になってきます。


しかし、築年数が経過するほど中古マンションの価格が下落することも確かです。新築してから15年間はコンスタントに値下がりして行く傾向にあると言われています。ただし、それから先は横ばいの販売価格に落ち着くということもわかっています。そのため、中古マンションを購入するのであれば、15年ほど経過した物件が一番良いとされています。販売価格が底値になっているのはもちろんのこと、そこまで設備などに劣化が見られないためです。ただし、全ての物件に当てはまる訳ではありません。中古マンションを購入する際には、その物件の内部構造などに関する情報を収集して、購入する価値のある物件なのかどうか見極めることが必要になります。