中古マンションの築年数について(秋田県/美術/51歳/女性)

私は秋田県に住む51歳の美術です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築住宅というのは、購入した時点で、つまり中古になった時点で数百万の価値が下がってしまい、その後もどんどん価値が下がってしまうものであることは、多くの住宅購入者がご存知だと思います。同じ新築であっても一戸建て住宅であれば、その価格に占める土地価格の割合が高いためにマンションほど下落率にはならないことが一般的です。マンションは土地価格の占める割合が小さい分だけ価格下落の影響が大きいわけです。それだけに少しでも価格が下落しにくい物件を選びたいですね。同じ中古マンションであっても築年数によって下落幅には違いがあります。これを知っておけば、購入後の下落幅があまり大きくなかったり価格を維持したりすることも可能な場合があります。市場動向次第では値上がりすることもあるので、あなどれません。


新築してから最初の15年は下落率が非常に高く、その後は価格がある程度安定するというデータがあります。新築購入後に価格が大きく下がることが世間からでも知られているからか、築浅の中古マンションは人気が高く、売却に出されても取引が成立しやすいことが多いです。この影響もあってなのか、築5~10年程度の中古マンションは新築より安いとはいえ、まだ十分に価格が下がっていません。事実、築6~15年の取引件数は非常に多いです。それが築15年を超えると取引物件も減り、これと関連するように価格があまり下がらなくなるのです。日本で新築物件を購入するということは、資産形成という点ではマイナス点も大きいですが、築15年を超える物件であれば、価格下落リスクが小さいので資産として見るにも適しています。ただ古い物件には古いなりのデメリットや問題点ががあるので、個々に目利きして適切に判断していく必要はあります。