私は栃木県に住む38歳のプロボウラーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
中古マンションの購入を考えた場合、その販売価格が妥当であるのか否かが気になるのが普通です。販売を担当している不動産会社の営業マンは、近隣に建っている似たような条件の新築物件と比較してお得感をアピールすることが多いです。しかし、基本的に新築物件の価格を参考にすることはできません。なぜかと言いますと、新築マンションの価格は土地購入費用や建物建築費用にデベロッパーの利益が積算されてはじき出されているからです。マンションを造るためにこれだけかかったのだから、まずその金額を確実にペイしなくてはならないという考え方が根底にありますので、物件自体が持っている不動産としての価値を正確に反映していると言うことはできないのが実情です。
実際に新築マンションとして販売されている物件は値段がかなり高めになっていますが、竣工後は急激に値段が下がります。築後1年程度で中古物件として売りに出そうとして不動産会社に査定してもらったら、購入した時に払った金額よりも10~20%低い金額を提示されるというケースがザラにあります。逆に考えると、その価格こそがそのマンションが有している適正な市場価値だと言うことができるのです。したがって、新築物件と比較してもあまり意味がありません。中古物件の値段が高いのか安いのかを知りたい場合には、やはり近隣の類似中古物件の成約情報を収集するのが妥当な方法です。売り出し時と成約時の価格が大きく違っているケースが大半ですので、不動産会社に情報収集してもらうのが一番確実です。