中古の一戸建て住宅を選択する事のメリット(大阪府/スポーツ選手/51歳/女性)

私は大阪府に住む51歳のスポーツ選手です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築志向が強いと言われている日本ですが、中古の一戸建て住宅にも様々な魅力があります。その最たるものは、価格の低さと、それによって選択肢が広がることといえます。日本の一戸建て住宅は木造が多いこともあり、その建物部分は、マンションと比べて耐用年数が法的には短く定められています。これによると、一戸建て住宅の大部分は22年余りで経済的価値がゼロになるとされます。したがって、新築の一戸建て住宅は購入時から数年で資産価値が大幅に下がります。特に、新築時の売り出し価格と、一年後、二年後、といった辺りでの評価価格(実際の取引価格)が大きく異なっています。しかし実際には、22年で全く人が住めなくなる住宅は少ないのです。


したがって、築浅の中古住宅であれば、新築時から購入するよりも割安に得られるでしょう。築浅でなくリフォームが必要な状態の中古物件の場合でも、一戸建てですから自由にリフォームしていくことができます。また、車の場合でも考え方が別れるところですが、住宅でも、できるだけ必要最低限のメンテナンスにして維持費用を抑え、その資金を将来の建て替えに回す、といった考え方もできます。車でいうところの、「乗りつぶす」発想です。いずれにしても、中古住宅は、売り主の責任を後で追及することが新築に比べ困難なことが多いので、購入前のチェックが大切になります。場合によっては、近年増えてきている、建築士による住宅のインスペクション等を利用するのも良いと思います。