中古で一戸建てを選ぶ際に気をつけたいこと(青森県/郵便配達/71歳/女性)

私は青森県に住む71歳の郵便配達です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


近年ではリフォームがブームになりつつあり、新築一戸建てのみならず、リーズナブルかつオシャレな中古物件も増えてきました。とはいえ、いくら中古といっても、家を買うわけですから、高い買い物であることに変わりはありません。買ってから後悔しないためにも、購入前にしっかりと見るべきところをみて、その物件の良し悪しを見極めておきたいものです。ここでは、中古物件を選ぶ際にチェックしておくべきポイントについて簡単に解説したいと思います。まず、前提として、不動産や建築の専門知識を持たない一般的なクライアントの場合、その建物が建築基準を満たしたものか、耐震性はどうかなどを独力で判断するのは困難だといえます。よって適切な建築基準を満たした建物に付される「検査済証」があるかどうかを業者に確認し、ある場合はしっかり交付してもらうようにします。


次に、実際に物件を訪れた際にできるセルフチェックのポイントについていくつか紹介します。中古物件には、外観だけでは分からない経年劣化というものがつきもの。もし、建物内に入ることが可能であれば、下見の段階で実際に自分がその家で生活しているつもりになって動かせるものは一通り動かしてみるといいでしょう。サッシやふすまはしっかり開閉するか、上手く開閉しない場合、窓枠などが平行でなくゆがんでいるのかもしれません。ビー玉など転がるものを用意しておき、床においてみて、転がっていくようなら家自体が傾いている可能性もあります。スリッパなどを脱いで床をはだしで歩いてみるのもお勧めです。素足でしか分からない微妙な床のゆがみや出っ張りを見つけることができるからです。カビなどのチェックも忘れずにしておきましょう。特定の場所にカビが集中している場合、風通しに問題があるのかもしれません。