僕は山口県に住む54歳の駅員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産を買うときは、建物そのもののお金のほかに、必要な税金などを支払うための「諸費用」が必要になります。これは住宅の種類などにもよりますが、おおよそ購入価格の3%から8%程度が目安となり、手持ちの現金から支払うのが一般的です。諸費用には税金のほか、手数料や保険料などが含まれます。不動産を購入した時に支払う税金には、「印紙税」「登録免許税」「不動産所得税」があります。印紙税は売買契約の際に契約書に印紙を貼って納税します。登録免許税は土地や建物の所有権や、住宅ローンを借りるときの抵当権を登記する際に納税します。また、不動産所得税は、家を買うときに一度だけかかる税金で、買ってから条例により定められた期限までに自治体の窓口に申告すれば、大幅な軽減が受けられます。
税金のほかに手数料も支払う必要があります。手数料には「仲介手数料」と「ローン手数料」があります。仲介手数料は、仲介会社に支払う手数料で、売買契約時に半額を、物件の引き渡し時に残りの半額を支払うのが通常です。ローン手数料は住宅ローンを借りる際に銀行やローン保証会社に支払う事務手数料です。また、ローンの返済が滞った場合に備えて「ローン保証料」を保証会社に支払う必要があります。この他に「火災保険料」「団体信用生命保険料」が必要です。住宅ローンを借りるときは火災保険に加入して、保険料は返済期間分を一括で支払うのが一般的です。また、団体信用生命保険料は住宅ローン返済中に万一、死亡した場合などに備えて本人に変わって生命保険会社が住宅ローン残高を支払うものです。