私は和歌山県に住む66歳のアスレティックトレーナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産物件を選ぶ際には、間取りについて熟考しておく必要があります。生活動線や家事動線に配慮して設計された間取りを選ぶことで、その後の生活のしやすさが格段に違ってきます。生活に便利な家の秘密は動線にあるとも言われているのです。生活動線とは、家の中で過ごす際に、あらゆる行動がスムーズにできるような流れのことを言います。例えば、高齢者などで夜中にトイレに起きることが多いような場合には、寝室の近くにトイレがある間取りの方が生活動線的に優れていると言えます。また、忙しくてできるだけ効率的に家事を終わらせたいという場合には、料理と洗濯を同時に行えるようにキッチンと洗濯機が近い間取りの方が家事動線的に優れていると言うことができます。
ただし、これらはあくまでも一例であって、それぞれの事情や生活様式に応じて生活動線や家事動線の流れは変わってきます。そのため、新しく不動産を借りたり買ったりする場合には、家族の生活スタイルについてよく見直しておくことが必要になってきます。一日の家の中での行動の流れを思い浮かべながら、どのような間取りだと動きやすいかシュミレーションしておくことが大事です。また、モデルルームなどで実際の室内を体験できる場合には、自分の生活と照らし合わせながら、実際に動いてみることが大事になってきます。万が一、使いにくいと感じるようなことがあれば、自分の動線と家の持つ動線が一致していない場合が考えられます。動いてみてしっくりくる物件を選ぶことが大切です。