僕は静岡県に住む27歳の国会職員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産の選び方にはいくつかポイントがありますが、一番重要なのは「買う」か「借りる」かを検討することです。買うのと借りるのと、総額費用で比較すると、実はそんなに差はありません。ただし、持ち家の場合、マンションでも50年から90年程度で検討が必要な建て替えや、長く暮らす上で必要な大規模修繕が持ち主にとって大きな負担となります。一方、不動産を借りる場合も、快適な条件を維持するための更新料や引っ越し費用が別途必要になります。そのため、不動産を価格で比較する場合は、他にかかる費用を考慮することもとても重要です。メンテナンスが自己管理の戸建て住宅の場合は、購入後の修繕規模や頻度によって総額が変わってきます。
不動産を住宅ローンで買う場合は、あらかじめローンにセットされている生命保険への加入が一般的ですが、ローンの返済途中に借り主が亡くなった場合、この保険金で残額が返済されるため、残された家族は住む場所を維持することが可能になります。家を買うことは、家族の生活と未来を守る保険としての住まいとして考えることもできます。一方、賃貸の場合も、今までは高齢者にとって新規契約が難しく不安がつきものでしたが、最近は少子化や高齢化など時代の変化にともなって、住宅市場も高齢者を意識したものへと変わっていくと見られています。バリアフリーや持ち家にはないサービスの充実など、賃貸生活でのセカンドライフも見直されてきています。