不動産の購入における値引き交渉(長野県/教諭/20歳/女性)

私は長野県に住む20歳の教諭です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


分譲マンションや一戸建て住宅などを購入する際には、しばしば買い手による値引き交渉がおこなわれます。少しでも購入費用を安くしたいという場合や、購入したくても資金が足りないという場合におこなわれることが多いです。住宅の売買は、多くの場合は不動産会社が仲介しますから、値引き交渉も大家ではなく不動産会社に対しておこないます。そして不動産会社が、大家と話をつけるのです。安く販売すると、大家としてはその分収入が減りますし、それによって仲介手数料も安くなるので、大家も不動産会社もすぐには応じてくれません。特に新築の分譲マンションの場合は、値引き交渉は簡単ではありません。他の部屋の価格との兼ね合いがあるからです。


たとえば3000万円で売りに出している新築の分譲マンションの一室を、交渉により2800万円まで安くしたとします。その場合、他の部屋も2800万円で売りに出さなければ、買い手がつきにくくなります。そのため大家としても不動産会社としても、安易には値引き交渉に応じることができないのです。しかし高額すぎると、なかなか買い手がつきません。売れずに残ってしまうことは、安くするよりももっと損となります。そのため買い手は、安くしてもらえるなら必ず購入するという意思をはっきりと示せば、値引いてもらえる可能性が高くなります。既に売れ残りとなってしまっている物件の場合、値引き交渉が成功する可能性はさらに高いと言えます。