僕は青森県に住む70歳の装丁家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産ではよく登録件数No.1などの広告を出したりしていますが、実は不動産業者は横のつながりが強いのです。個人の会社や、フランチャイズになっている会社など多岐にわたりますが、殆んどの会社が自社で物件を持っています。ただ、自社で紹介できる物件は限りがあり、また自社だけで紹介をしているとなかなか入居者が決まらず、空き部屋のままになってしまい、物件のオーナーからは家賃収入が見込めず、早く部屋を紹介してくれなどと小言をいわれてしまうのです。そこで、自社で管理している物件を他社にも公開し紹介して貰おうということで、他社へ間取り図を公開したり、直接会社へ出向き、物件の紹介をしたりしております。例えばその物件が人気物件であれば、そこまで強くアピールはしないのですが人気がない物件にはある事をし、入居に力を入れてもらおうとするのです。そこに賃貸物件とはの謎が隠されているのです。
よく不動産に行くと、自身の希望する物件の他にちょっと古めの物件や、少し希望にそぐわない物件など紹介されると思います。何枚か物件を見ていると、ちょっとずつ何が良いのかわからなくなってくると、仲介業社はその中から良さそうな物件を強く勧められます。でも実際には、入居者におススメの物件は実は仲介業者にも嬉しい物件なのです。先ほど人気がない物件にはある事をすると言いましたが、そのある事とは、仲介業者が貰う仲介手数料とは別に、物件を紹介し、入居が決まると広告料なるものが支払われるのです。物件によってまちまちですが、仲介業者は1か月分の手数料と他に0.5ヶ月~2か月分の広告料が頂けるのです。賃貸物件にはそんなお金の動きもあるので、横のつながりは強いのです。なので、実際に物件を見に行く際は、ある程度物件を絞っていかなと業者の話術にはまって契約をしてしまう場合もあるという、賃貸物件の秘密の一つでした。