不動産の買い時について(山梨県/テクニカルディレクター/73歳/男性)

僕は山梨県に住む73歳のテクニカルディレクターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産の買い時は、景気や税制改正に大きく左右されます。景気が良くなれば分譲マンションも一戸建てもよく売れます。中には自宅だけでなくセカンドハウスを購入する人もいます。しかし景気が悪くなれば、セカンドハウスはもちろん、自宅の購入も控える人が多くなります。また税制も、不動産の購入に有利な改正がおこなわれれば、購入する人が増えます。たとえば住宅購入の資金としての贈与なら、1000万円までは非課税になるという税制改正により、購入する人は一気に増えました。しかし消費税が上がると、購入する人は減りました。このように不動産の買い時は、国の状態によって変化しています。国民に経済的な余裕があり、お得に購入できるシステムになった時が、買い時だと言えるのです。


また、国全体ではなく地域ごとでも、不動産の買い時は変化します。たとえば周辺に新しい買い物施設や病院や学校などが建設されると、その場所は注目を集め、地価が上がります。したがって、そうなる前が買い時だと言えます。建設の計画段階で購入しておけば、地価が上がってしまった後よりも安くつきますし、地価が上がってから高く売却することもできるからです。特に再開発の計画がおこなわれている地域は、多くの人が不動産の購入を希望するので、それが地価の高騰をますます加速させます。最も良いタイミングで購入するためには、日頃から景気や経済に関心を持ったり、住むことを希望するエリアのリサーチをしておいたりすることが大事だと言えます。