不動産の種類とそこに住むのに必要な能力。(愛知県/エンジニア/50歳/男性)

僕は愛知県に住む50歳のエンジニアです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産を購入または賃貸する場合、戸建て住宅にする場合とマンションなどの集合住宅にする場合があります。もちろんどちらもそれぞれに良いところ、良くないところがあるのですが目的の物件の種類によって生活上どんな違いがあるのか見ていきましょう。一戸建て住宅の場合、敷地上のスペースは原則として居住者がすべて使える場所です。またライフラインなどもすべてはその住宅のためだけの設備ですので、使い方に自分たちで気を付けている限りは突発的なトラブルも起こりにくいと言えます。他方で、自宅に起こったことは自分での対処が求められるので、それだけ自分の判断力が必要となります。つまりは戸建て住宅では、居住者の責任と裁量の範囲が広いと言えます。


もう一方の集合住宅について見てみます。一般に特徴的なことは共用部分の存在です。共用部分とは居住者全員のために使われる建物の必要設備などのことです。具体的に言うとエレベーターや階段、玄関をつなぐ廊下や集会所などがこの共用部分に当たります。こうした共用部分は居住者全員で管理、所有することになりますので、何か変更したいと言っても勝手にはできません。居住者が所有権の一部を持っていても自分だけでは何もできない部分がある点で一戸建てとは違います。他方でライフラインなどのトラブルは一か所の不具合が多数の所帯に影響を及ぼします。その点で突発的なトラブルに遭遇しやすいと言えます。そのため居住者にはコミュニケーション能力がより必要と考えられます。