僕は京都府に住む65歳のインダストリアルデザイナーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産を購入するときは「新築」にするか「中古」にするかが迷いどころですが、不動産の築年数によって価格は大きく異なってきます。マンションの場合、価格に大きな違いが出るのは築6年以上です。築6年から10年になると1000万円前後の差がつき、築20年以上になると2300万円以上の差が出ます。首都圏の場合、築5年以内の場合であれば、わずか100万円ほどの差、大きくても700万円ほど差しかつきません。中古マンションの方が安いというイメージがありますが、買うときにかかるお金は一般に中古の方が高いといえます。マンション購入の場合、物件価格とは別に諸費用が必要になります。諸費用は新築と中古で内容が異なります。
一般に新築の諸費用は物件価格の3%から5%、中古は6%から8%が目安とされています。中古には新築には必要ない仲介手数料やリフォーム代が必要になり、リフォームが大がかりになれば、金額はケースバイケースとなります。リフォーム費用は築年数によって変わります。水まわり設備や配管は10年から15年で見直しが必要とされており、リフォーム費用も築20年で大きく跳ね上がります。築年数が古いほど間取りも内装も今の時代と違ってくるので、リフォームニーズが増すことが考えられます。また、買ったあとにかかるお金も違ってきます。マンションは新築・中古とも毎月、管理費と修繕積立金を払う必要がありますが、修繕積立金は築年数が古いほど高くなる傾向にあるため、中古のほうが当初から割高になる可能性が高いといえます。