不動産の契約と売買物件とは(富山県/録音技師/47歳/女性)

私は富山県に住む47歳の録音技師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産の売買物件とは、賃貸ではなく売買を目的とした物件のことです。不動産の売買に関しては原則として売主と買主が合意していれば自由に売買を行うことが出来るようになっています。トラブルを避ける為など、一定の法整備は行われていますが、契約内容は自由に決められる事項も多数あります。これらの事項は双方の話し合いによって決まりますが、関係法令などに基づいてどちらかが不利益をこうむることのないように決めていかなければなりません。契約があいまいな場合はその後のトラブルにつながる恐れがあるので、細かい項目についても詳細に検討し、規定する必要があります。また、売主が宅地建物取引業者の場合には宅地建物取引業法が適用されることになります。


売主が専門家である場合には買主である消費者が圧倒的に不利な条件を提示されることを避けるため、業者に対して契約内容に制限を設けています。また、情報力や交渉力の差を埋めるため、消費者保護の観点から消費者契約法の適用を受ける場合もあります。不動産売買は複雑でありながらそれぞれの項目は自由に決められるなど、高度な契約となります。圧倒的に不利な立場の消費者は保護されるなどの法整備は行われていますが、十分な知識が必要となります。また、不動産売買はとても高額な取引となることも多いので慎重に行わなければなりません。しかし、双方にとって利益となるような良い契約を結ぶことが出来ればとても便利なシステムともいえるのです。