不動産の固定資産税について(北海道/審判員/60歳/女性)

私は北海道に住む60歳の審判員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションや一戸建てなど、不動産を購入することがあります。その場合、購入金額とは別に、固定資産税が必要です。固定資産税とは、毎年1回支払う税金のことです。課税するのは、その不動産がある住所地の市区町村役場です。税金は、住んでいる人ではなく、所有者にかかります。よって、賃貸物件に住んでいる場合は支払う必要がありません。では、固定資産税の計算方法について説明します。まず、課税標準額を基に計算します。課税標準額とは、固定資産評価額に基づいて算定しています。固定資産評価額とは、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基づいて計算されます。そして、市町村長がその価格を決定します。とはいえ例外もあるため、全てこの基準を基に課税される訳ではありません。


また、固定資産税は不動産だけが対象ではありません。土地や家屋、償却資産が対象になります。償却資産とは、会社や個人事業主が所有している建物や機器などを指します。よって、事業をしている場合は注意が必要です。では、具体的な計算方法についてです。まずは、固定資産を評価します。その評価額を基に、課税標準額を算定し、税率をかけます。税率は、一律で1.4%に定められています。ただし、財政難などの場合は税率が上がることもあります。また、住宅用の土地ならば、特例措置が設けられています。それは、所有者の税負担を軽減させるためです。具体的には、小規模住宅用地と一般住宅用地の2つに分けます。そして、それぞれに課税標準額が軽減されます。