不動産の固定資産税とは何か(秋田県/牧師/58歳/男性)

僕は秋田県に住む58歳の牧師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


固定資産税とは、市町村が不動産を所有している者に対して徴収する地方税の一種です。これは毎年1月1日に、所有している土地・家屋・償却資産などの不動産の評価額に対して課せる税金です。賦課制度であるため、市町村が税額を計算し毎年4月に納税通知書が自動的に送られてきます。一般的に納税納期は5月、7月、12月、そして翌年の2月の4回になります。固定資産税は、各市町村が決めた公的価格である「固定資産税評価額」に基づい算出されます。この評価額は、土地や家屋などへの徴収額の算出をしやすくするための目安であるため、当該不動産の売却価格とは全く関係ありません。また、この評価額は、所有資産の面積に応じて計算するため、例え同じマンション内でも課税額は違ってきます。


固定資産税は土地と建物の両方にかかるものです。「土地評価額x1/6×1.4%」+「建物評価額x1.4%」ですので、建物のほうが多くかかります。マンションと一戸建てとでは、「土地」と「建物」の割合で比較すると、一戸建てのほうがマンションよりも土地の割合が多いため、一般的物件価格が同じ場合、マンションのほうが高くなります。また、建物の耐久年数からみても、鉄筋コンクリートのマンションは47年で、木造住宅は22年です。すなわちマンションの減価償却は一戸建ての倍になり、マンションのほうが建物の価値が下がりにくく、固定資産税が長くかかることになります。従って、税金の面において一戸建てのほうがマンションよりお得ということになります。