不動産の取得は固定資産税を考えて決める(石川県/助手/70歳/男性)

僕は石川県に住む70歳の助手です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産は財産であり、人生において何度も無いような大きな買い物になります。そんな財産を手に入れたとしても、毎年高い税金を支払うことになります。その中の一つが固定資産税です。これは毎年徴収される税金であり、毎年1月1日の時点で不動産を所有しているかどうかで課税が決まります。つまり、1月1日以降に購入した場合はその年度の固定資産税は請求されません。固定資産税は国が定めた物件の評価額の1.4%の金額です。評価額は販売価格の7割程度であるので、3000万円の物件であれば評価額は2100万円になります。2100万円の1.4%は29万4千円です。これを毎月の支払いに分割すると毎月24500円の納税になります。


不動産を購入するということは毎月のローンの支払いに加えて、この税金を収め続けなければならないということです。ローンの支払いでぎりぎりな生活であれば、一度検討しなおすことが大切です。この税金には軽減処置があります。新築物件であれば、120平方メートル分は3年間税金が半額になります。また、3階建て以上の耐火構造や準耐火構造の物件は5年間税金が半額になります。これは新築物件の価格が高い為に、税金が支払えなくなるという事態を防ぐ為の対策です。つまり、低価格という理由だけで中古物件を選んでしまうと、軽減処置が取られないので、結局は新築物件の購入とほぼ変わらない料金を毎月支払うことになるので、このことも含めて物件を選ぶことが大切です。