僕は長崎県に住む75歳の塗師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
家を買おうと考えたとき、気に入った物件の近くにある物件がいくらで売られているか、とても気になるものです。そんなとき役に立つのが、国土交通省から提供する不動産の取引価格情報です。気になっている取り引きされた物件の情報が簡単に分かるため、大変重宝します。取引価格とは、住宅や土地の契約値段、つまり、実際に売買された価格のことを指します。買い主も売り主も、取引の値段の詳しい情報が分かれば、実状に合った「希望価格」を決められ、また、購入に際しても安心して交渉をスムーズに進めることができるようになります。また、その情報は、駅からの距離、広さ、建築年など細かい条件まで分かるので、予算で買えそうな家の条件を調べることも可能です。
このは不動産取引をする上で大変有用な情報です。たとえば、取引された価格帯が予算と同じ物件の条件をチェックすると、予算内でどんな家が買えそうか読み取れ、希望条件を決める際の参考にもなります。また、自分が探している物件の希望と大体同じ条件の取引情報から、希望条件に合う物件はいくらなら買えそうかという見当もつけやすくなります。これを公開する国土交通省のシステムは、住宅や土地を購入した人を対象としたアンケート調査によって集められ、個人情報保護の観点から物件が容易に特定できないよう加工した上で公表されています。今後、より多くの情報が蓄積されることで、さらに役に立つシステムになるとともに、家や土地といった不動産が適切な値で取引されることが期待されています。家を買った後、国土交通省からアンケートが届いたら、協力してみるのも良いかもしれません。