不動産の値引き交渉について(京都府/運転代行/65歳/男性)

僕は京都府に住む65歳の運転代行です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産を購入するとき、値引き交渉をしても良いのだろうかと悩む人もいると思います。商店街で野菜や果物を買うのとは違い、気軽に値引きをしてくれとは頼みづらいものです。ただ、不動産の値引き交渉はできます。勇気を出して交渉してみると案外安くなったりするものなのです。しかし、交渉の前に準備しておくことがあります。それは、自分が購入しようとしている物件の適正価格を知ることです。地元に詳しい不動産業者から情報を入手するのが一番良いのですが、それが難しい場合は、地価公示制度に基づく地価公示価格や地価調査制度に基づく標準価格を参考にすると良いでしょう。これらは土地総合情報ライブラリーに掲載されており、インターネットで調べることができます。


いざ売主と値段を交渉するときは、本当に欲しいという気持ちを前面に出し誠意のある態度で接しましょう。他に別の候補の物件があり悩んでいる場合はその旨を正直に話し、迷っている理由を売主側に聞いてもらうと交渉の糸口が見つかります。単に値段交渉のためだけに別の物件を引き合いに出し、あそこはこんなに安いのだからこの物件ももう少し安くして欲しい、と言われても売主は愛着のある自分の物件を安価に手放すはずはありません。売主に気に入られると思ったより安くしてもらえた、などということもあるので売主との接し方は非常に重要となります。また交渉がうまくいき値引きしてもらった場合、業者から口止めされる場合があります。「こんなに安くしてもらった」と自慢げに話してしまうと妬まれる要因にもなりますし、不動産業者を挟んでのトラブルになりかねません。購入額を聞かれても正確に答えない方が賢明です。