不動産の価値と固定資産税の変化(静岡県/バイヤー/22歳/女性)

私は静岡県に住む22歳のバイヤーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


10年くらい前に、一念発起してマイホームを購入した人の多くは、残念ながら、今は買ったときよりも価格が下がっています。不動産価格の指標となる、路線価や公示価格、あるいはポストに入るチラシを見て、近隣の不動産価格を知ってガッカリしている人もいることでしょう。資産価値が目減りしているので、そう思いたくなる気持ちもわかります。しかし、デメリットばかりではありません。なぜなら、固定資産税も一緒に下がっているからです。毎年のように価格が下落していれば、3年に一度見直しのある固定資産税の価格も当然に下がっていきます。一度購入したら、通常は何十年も住みますから、固定資産税は、できれば安いほうがいいとも言えるのです。


短期間に不動産の価値が減って悲しいのは、何軒も投資用の不動産を持っている、一部のお金持ちだけ。マイホームの場合は、住んでいる期間の大部分は安くても良いのです。独り身になり、いよいよ処分するか、となったときに、そこそこ高くなっていれば万々歳です。さて、ここ10年くらいは、ほとんどずっと下落していた不動産価格も、そろそろ上がり始めました。ただ、消費税の増税が再びあるようですと、いったんまた下がる期間があるかもしれません。その間は安い固定資産税の支払いを満喫しましょう。来る2020年の東京オリンピック付近には、また上昇していくでしょうから。もし、そろそろ購入したい、と思っている人がいたら、今は買うにも良い時かもしれませんね。