私は千葉県に住む53歳の保健師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築マンションは不動産の中でも価値が高い物件です。建物は一度建てれば朽ち果てるまでにかなりの時間を要します。それなのに新築という名称を付けられるのは、築一年間だけです。その為に新築物件は非常に価値が高く、購入価格も高く設定されています。新築という言葉が使えるのは築一年以内の未入居の物件のみですが、築一年から二年未満で未入居であれば新古物件として扱うことが出来ます。新という文字を入れるかどうかで売れ行きが変わるので、それだけ新築マンションとはマンションの中で最も価値のある物件です。しかし、近年では新築マンションが空室傾向にあり、あらゆるマーケティングにより、いかにして販売するかが問題となっています。
新築マンションに空室が目立つのは需要の問題です。一等地に建設された一億円を越える価格の新築マンションは満室が続くのに、単なる駅チカ物件に空室が目立つのは理由があります。富裕層の幅は狭く、一等地に建てられるマンションも少ないので数が合います。しかし、駅チカ物件は今では多く建てられており、そういった価格帯のマンションを購入出来る人口に比べると、明らかに作りすぎということになります。こういった事態の対策として、敷金と礼金を軽減する処置が取られている物件が多く、初期費用が安く済む物件としてニーズが高まっています。物件の価格は下がりませんが、相場を知ることによって交渉の余地が見いだせる可能性もあります。