不動産の一番賢い選び方(茨城県/栄養教諭/48歳/男性)

僕は茨城県に住む48歳の栄養教諭です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産は買った方がお得か、借りる方がお得か、まずはそれぞれのメリットを理解するのが一番賢い選び方といえます。不動産を購入する場合と賃貸する場合の一番大きな違いは「初期費用」です。家を買うためには数百万円の初期費用が必要になります。家を買うときに支払う頭金の目安は価格の1割から2割以上、また購入諸費用は価格の3%から10%で、合わせて数百万円単位の金額になります。頭金を少なくしたとしても、ローン返済が負担になるため、できれば30%の現金を用意したいところです。一方、賃貸住宅の場合は、初期費用は敷金・礼金・仲介手数料などを含めて家賃の4ヶ月分から6ヶ月分程度が目安となります。金額にすると数十万円程度なので、比較的気軽に住み替えができるといえます。


将来、教育費がかかる時期がきたら、賃貸は家賃の安い家への住み替えで対処することもできます。購入の場合は、貯まった資金で住宅ローンの毎月返済額を減らし、教育費に回すこともでき、ローンの利息も減るため、長い目で見て得する効果もあります。購入の場合、住宅ローン返済が終われば住居費が減りますが、賃貸は一生家賃の支払いが続きます。このため、賃貸を選択する場合は老後の生活費に加え住居費に備えた貯蓄も必要です。ただし、賃貸は家計がピンチな時に引っ越しで対応できるので、気楽に暮らせる点が最大のメリットだといえます。購入も賃貸も、住まいの貯蓄が必要なのは同じです。どちらにするか迷ったら、貯蓄をどの時期にできそうか考えてみるといいかもしれません。