不動産には頭金をいくら用意するのか(長野県/テクニカルディレクター/52歳/女性)

私は長野県に住む52歳のテクニカルディレクターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


分譲マンションや一戸建てを購入する時、頭金の準備はできているでしょうか。不動産の価格の平均は、マンションで約3千万円台、一戸建てで約4千万円台と言われています。都市部ではさらに高額となり、一生に一度の高い買い物であることは間違いなさそうです。不動産物件を現金で購入できる人はわずかであり、ほとんどの人は長い住宅ローンを組んで購入しています。低金利の現在は住宅ローンを組むのにメリットがあると言われていますが、利子の負担が少ないわけではないので、頭金を少しでも準備しておいたほうが支払いトータルの負担は少なくて済みます。頭金はいくらくらい用意しておくのがよいかと言うと、購入者の年齢や収入などによって変わってきます。


不動産物件はとても高額なので、住宅ローンは通常30年から35年といった長期の支払いになる人が多いのですが、60歳の定年までにローンを完済しようと思えば30歳に住宅ローンの支払いを始める必要があります。実際には、繰上げ返済などで最初に設定した支払い期間よりも早く完済するケースが多いのですが、ある統計によると、不動産物件の購入年齢は30歳代が最も多いとされています。しかし年齢が高くて頭金があまりなくても、家族の収入が高ければ住宅ローンの支払いを早く終えることもできます。一般的には、物件価格の2割程度ほど用意するのがよいとされていますが、頭金をあまり用意できなくても、物件を購入してから貯金をして、繰り上げ返済をしていくのも選択視のひとつです。