不動産における新築マンションとは(福岡県/染織家/32歳/男性)

僕は福岡県に住む32歳の染織家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築住宅とは、実は品格法によって規定されており、新たに建設された住宅で、建設工事の完了の日から起算して1年を経過したものを除き、まだ人が住んだことのないものを指します。マンションであれば、新築マンションとは、竣工して1年未満で、未入居物件のことをいいます。不動産業界では未入居の物件に付いて、竣工後1年以上経過した物件は中古とし、一部の金融機関では、竣工後2年以上を経て、住宅ローン上の線引きとして中古とするなど、定義にはバラツキが見られます。新築の定義から外れたマンションは、新築マンションに比べて、価格が安いことや現物を見て検討できること、隣近所の入居者の様子が確認できることなどのメリットと、金利優遇されない場合があることや公庫融資限度額に差があるといった、ローンを組む上の不利とがあります。


新築マンションの金銭的メリットは意外と見逃されがちです。たとえば、仲介で中古マンションを購入する場合と違い、購入の際に仲介手数料が不要のため、諸経費をその分安くできます。また、住宅ローンの金利、借入条件が中古住宅購入よりも有利に設定されている場合が多く、マンションの公益費面でも管理費や修繕積立金がきちんと当初から計画されていることがあげられます。新築だけあって設備面でも最新設備が採用されている物件がほとんどで、住宅としての質も高く、当然、中古住宅にありがちな急を要する手入れなども必要ありません。更に、税制面でも優遇を受けやすくなっています。新築住宅には、新築住宅に係る固定資産税の減免措置があり新築マンションは5年間、税額が半額になるという利点があります。