不動産で同棲禁止とある場合(高知県/ファンドマネージャー /54歳/女性)

私は高知県に住む54歳のファンドマネージャー です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一人暮らしというものは、とても快適で気が楽なものですが、しかし中には、仕事や学校の関係で、やむなく一人暮らしをしている人もいるでしょう。そうなれば誰かと一緒に暮らしたいと考えるのは、自然な事ですし、恋人でもできれば同棲したいと考える人もいる事と思います。実際、ただそばにいたいだけではなく、同棲をすれば、家賃を折半もできるので、経済的にも得ですし、そうなればなおさら誰かと一緒に暮らすという希望は大きいでしょう。しかし不動産の中には、「同棲禁止」とされているものもあります。これにはいくつかの理由があるのですが、これから以下にその内容を紹介して、それに対抗する方法があるのかを説明していきたいと思います。


まず「同棲禁止」の理由ですが、単純にどこかの会社の「独身寮」というものであれば、これは仕方ないでしょう。しかしそのような特殊なものでもなければ、基本はそのような禁止条項は無効です。たとえば恋人ができて、結婚を前提となれば、一緒に暮らす事は自然な事であり、それを反対する事は誰にもできません。しかし不動産会社としましては、ひとつの部屋に複数人で住まれるより、別々に住んでもらった方が家賃収入になりますし、部屋のいたみも複数人で住まれると大きくなります。そのような理由で不動産会社としましては、あまり「同棲」される事を好まないのです。しかし先に述べました通り、このような取り決めは原則無効ですので、交渉の余地はあります。どうしても一緒に暮らしたい人ができましたら、引越しする前に交渉する価値はあると思います。