僕は新潟県に住む33歳の造園家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
大抵の人は購入したとしても一生に一度の買い物となるマンションの購入ですが、それだけ非常に大きな買い物であるために、購入する際には慎重に検討するのが当たり前です。その際によく疑問にあげられる耐用年数に関するお話をします。土地に関しては若干の地形の変化があったとしても、無くなってしまうということはないために、地価が変動しても価値がどんどん無くなってしまうという事を心配する必要はありません。しかし、建物に関しては建てたときから人が住んでいようがいなかろうが、年月が建つとともに徐々に劣化していってしまいます。そのために、マンションは建てられてから年月が経つと、少しずつ老朽化していき資産としての価値も減少していきます。
税制上ではRC造のマンションの法定耐用年数については、古くは60年となっておりましたが、現在では47年となっています。もっとも、これは税を求めるために作られた基準であるために、いきなり長持ちしなくなったという事を表している訳では無いです。それでは実際の物理的な寿命はどうであるのかというと、まだマンションが登場してからの歴史は浅いために正確なところは分かっておりません。ただ、既に40年過ぎて寿命を迎えたものもあれば、40年以上経っていても問題なく利用されていものも存在します。結局マンションの作りや管理によって大きく異なるという事です。ただ、素人がそのような判断を建物を見ただけで判断するのは困難なので、住宅性能評価をチェックするのが役立ちます。すべての物件で表示されている訳ではないですが、性能評価がある物件ならば、この劣化対策等級を調べると大まかな目安を知ることが出来ます。