一戸建て購入後の固定資産税について(島根県/キャラクターデザイナー/50歳/女性)

私は島根県に住む50歳のキャラクターデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て購入後には、住宅ローンの返済だけではなく、固定資産税の支払いも必要になります。固定資産税の税額は、市町村が土地と建物の課税標準額を決定し、これに1.4パーセントの税率を乗じた金額になります。新築の一戸建て住宅は、軽減措置が受けられますので、税金は安くなります。軽減措置が受けられるのは住宅用地だけで、商業地などの非住宅用地は軽減措置は受けられません。一般的に一戸建て住宅の方がマンションよりも税金は安くなる場合が多いです。その理由は、一戸建て住宅は、木造か軽量鉄骨造になりますので、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションよりも耐用年数が短いためです。中古の一戸建て住宅は、さらに税金が安くなります。


戸建住宅の固定資産税の算定の基準になる課税標準額は、購入価格や時価よりもかなり低いことが特徴です。土地の課税標準額は、時価の60パーセントから70パーセントで、建物の課税標準額は、建築費の50パーセントから70パーセント程度になります。この場合の時価とは、不動産の相場価格ではなく、国土交通省が発表している地価公示価格になります。地価公示価格は、実際の不動産相場よりも低いので、課税標準額は相場の半値以下になるケースが多いです。課税標準額は、固定資産税の算定の基準になるだけではなく、都市計画税の算定の基準にもなります。戸建住宅の所有者は、固定資産税だけでなく、都市計画税も毎年支払うことが必要になります。