一戸建て購入の際は工法の違いにも注目(宮崎県/助教授/63歳/女性)

私は宮崎県に住む63歳の助教授です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て購入をするときは、工法の違いにも注目することが大切です。住宅の工法の中で一番多いのが、従来型のものです。この工法は、従来では職人の腕次第で住宅の出来に差が出てきていましたが、現在ではあらかじめ工場で建材に穴を開けたり、精密にカットするなどの工夫を凝らしているため、そのようなことはなくなりつつあります。従来型の工法のメリットは、柱を組み上げる構造になっているため、柱と柱の間に大きな空間をとることができることです。この空間に窓をつけることも容易です。また、このような構造の家は後にリフォームをする必要が出てきたときも対応しやすいです。なお、従来型の工法は3階建てまでの住宅を建てるのに適しています。


一戸建ての工法にはもう一つ、ツーバイフォー工法というものがあります。こちらの工法は外国で採用されてきたもので、従来型のものと違い、柱ではなく、壁や床、天井で家を支える形になっています。ツーバイフォー工法のメリットは、壁や床などで家を支えているため、地震に強いということです。また、工事期間を比較的短くできるというというのも利点の一つです。従来型とツーバイフォーの両方の特徴をもつ工法には、木造枠組壁工法があります。この工法でつくる住宅は、柱と壁の両方で家を支える構造にすることができます。木造枠組壁工法のメリットは、ツーバイフォーのように工事の期間を短くできることと、工事の内容を簡単にできるため、施工ミスを少なくできることなどです。