一戸建て購入の際の年収とその返済計画(香川県/国会議員/72歳/男性)

僕は香川県に住む72歳の国会議員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


近年は住宅ローンが低金利となっていて、一戸建ての販売価格についても低下傾向にあるので、住宅の買い時であるといえます。個々の年収に合った無理のない住宅購入の資金計画を立てることが重要です。また、2008年で終了の予定であった住宅ローン減税制度が継続される見通しとなったため、住宅を購入する人にとって有利な条件が揃っています。ところで、住宅を購入するための資金とは、頭金と住宅ローン費用を合計した金額となります。住宅ローンの返済額をどのように決定すればいいかということについては、一般的には年収の20%程度が妥当です。また住宅ローンの金利については、景気の悪化や雇用情勢の動向などをを考えた上で、現在よりも高くなると見通すのが賢明です。


住宅ローンを利用して、一戸建ての購入を考える上でとても重要なことは、親からの援助や、金融機関からの借り入れにより頭金を可能な限り増やすことです。そうすることが将来の安心な返済計画につながります。例えば年収500万円の場合では、頭金と2500万円程度の借入金の合計額を購入資金に設定するのが妥当です。引越しなどの購入時の諸費用については、300万円程度見ておく必要があります。また、年収600万円の場合では、前述と同じように、頭金と2600万円程度の借入金の合計額を購入資金に設定します。いずれにしても繰り上げ返済の努力を最大行うことによって、返済期間を短くする必要があります。それによって元金と金利を大幅に減らすことが可能です。また、景気悪化や金利上昇のリスクに備えて、年金収入などに頼らず現役世代で完済する返済計画を立てることが重要です。