一戸建て購入の際に必要な知識(富山県/准教授/44歳/男性)

僕は富山県に住む44歳の准教授です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての購入を考える時、一番頭を悩ませるのは資金面だと思います。たいていの場合はローンを組むことになると思いますが、その時に知っておくと便利なことがあります。まず年収の目安は400万円ということです。もちろんそれ以下でも金融機関の融資は受けられますが、400万円以上かそれ未満かで、大きく差が出てくるのです。まず、借りられる銀行が限定されてしまいます。大手銀行は金利が低いというメリットがありますが、その分審査が非常に厳しくなっているのです。安定した職業に長く就いているという実績、そして年収のボーダーラインが厳密に設定されています。有利な条件でローンを組みたい場合は、頭金の額、融資金額の大きさ如何を問わず、借りる人のベースが重視されるようです。


そして毎月のローンの返済額ですが、それは賃貸の常識と同様、収入の3分の1を目安にするとよいでしょう。ローンも賃貸料も同じと考えて下さい。一戸建てを購入したからといって、きばって月々の支払を大きくする必要はないのです。今では35年ローンが一般的ですが、早く全額を返済してしまいたいからといってローン期間を短くして月々の返済額を大きくするのは大きな間違いです。というのも、最近の金融機関は、ローンの貸し倒れリスクを回避するために、自らが保険に加入するのです。つまり、借主が死亡してローン返済ができなくなった場合、その保険が残りのローンを支払ってくれるという訳です。だから自分が死んだ後残された家族がローンに苦しまないように、などと考えるのは徒労なのです。生きている限りは払い続けることになりますが、月々の返済額を適正額に保ち、のんびり返していきましょう。