一戸建て購入で融資可能な金額は年収の7倍(福井県/国連職員/59歳/女性)

私は福井県に住む59歳の国連職員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


人の一生の中で最も大きな買い物が住宅です。特に土地付きの一戸建て住宅は憧れである反面、それなりの予算が必要になります。金額が大きいので一括払いできる人はほとんどいません。たいていの人は頭金を用意して、残りのお金は銀行などから融資を受けて住宅ローンを組み、長期の返済をしていくことになります。購入資金は銀行から融資を受けるので、当然ながら融資が下りる前に審査があります。銀行は長期の返済を続けられるかどうか、年収を基準にして判断します。用意した頭金の金額によって、審査の基準も変わってきます。頭金が多ければ、それだけ審査も通りやすくなります。頭金が少ない場合は、それなりの年収がなければ審査は通りにくくなります。


では自己資金はどの程度用意しておけばいいかというと、一戸建ての売買代金の20パーセントを頭金として、諸費用を合わせて物件価格の25パーセントから30パーセントが用意できれば理想的です。5000万円の物件なら1000万円が頭金で、諸費用を入れて1300万円ぐらいです。また自己資金が少ない場合、銀行が融資を認める上限は年収の7倍程度とされています。年収が500万円の人なら、3500万円までしか融資は認められないことになります。物件の値段が5000万円だと、残りの1500万円を自己資金として用意する必要があるということです。このような場合はもう少し値段の低い一戸建てを探すことになります。ただし家族構成や夫婦共稼ぎなどの条件によって融資額も違ってきますので、あまり不安に思う必要はありません。