一戸建て建築時の工法について(広島県/声楽家/65歳/女性)

私は広島県に住む65歳の声楽家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ては、住宅の購入を考えている方には第一の選択肢に挙げられます。一戸建てでも、分譲住宅の購入から施工業者へ発注する注文住宅もあります。これらに使用されている建築の工法について説明していきます。ご参考の一助にして下さい。まずは、日本家屋に多い従来の建て方の木造軸組工法です。大正時代から現在まで建物の建築に使用されています。柱と梁からなる構造で、筋交いがあります。柔軟な構造で、しなる事で地震時には倒壊を防ぎます。しなりにより変形しますから、台直しをして元に戻します。古い工法と考えてしましますが、広いリビングや大きな開口部が必要な場合には、この工法を使用します。アメリカで使用されている工法で、円高による材木の輸入から広まった枠組壁式工法があります。この工法には、ツーバイフォー(2×4)も含まれます。


次に鉄骨造があります。軽量鉄骨造と重量鉄骨造があって、基本的には鉄骨の厚みの違いになります。軽量鉄骨造の結合はボルトで行い、重量鉄骨造よりはコストが安くなります。重量鉄骨造は溶接で結合します。商店などで大きい窓口が必要な場合は、軽量鉄骨造では対応できません。これらは筋交いのいらないラーメン構造が可能となります。住宅の建築は、軽量鉄骨造で建てられています。また、鉄筋コンクリート造があります。住宅火災を考える場合は、耐火構造のある唯一の選択となります。鉄骨造では、鉄が溶けるので耐火構造にはなりません。しかし、鉄筋コンクリート造は重いので、地盤の善し悪しが影響してきます。強固な程よいのでは無くて、目的に合い適切なコストの工法で、一戸建てを建築する事になります。