私は千葉県に住む53歳のきゅう師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
いよいよ新築一戸建ての建築がスタートするというとき、その工程を理解しておくと、様々な不安に襲われることなく、良い住まいを手に入れることができます。建築中は、実に多くのチェックすべきポイントがあって大変ですが、その中でも家の基礎になる、コンクリート部分のチェックポイントを紹介します。コンクリート打設が大切であることは、みなさんご存知だと思います。ここは、絶対に見にいってチェックしてほしい場所です。型枠設定の際の、ズレや固定状況、乱れていないかなどを確認してください。また、型枠にゴミなどが付いていると、打設後のコンクリートに影響する事があります。これらは、型枠搬入時、コンクリートを打つ前に確認しておくべきです。打ってしまった後では修正してもらうことができませんから、事前にしっかりと確認し、不備があれば指摘します。
コンクリートは、打設が終わったら、ひび割れとジャンカのチェックをします。ジャンカとはコンクリートの表面にセメントと砂利の分離により隙間ができたものの事で、締め固めるときの力不足により起きてしまう現象です。ジャンカはわりと起きやすい現象ですが、問題のレベルのものかどうかの判断は、難しいかもしれません。しかしジャンクが原因で起きる様々な問題についての責任は、施工業者が負うことが法律で決まっています。このことは、ハウスメーカーも熟知していますからいい加減な対応になる事は少ないと思います。ですから、気になるようなジャンカが発生していた場合、今後、建物に影響を及ぼす事が無い、あるいは影響があった場合の責任を取ってもらえるよう確証を得る事です。一戸建て建築において、基礎の部分はとても重要ですからしっかりチェックしておくと安心して暮らせます。