僕は長崎県に住む53歳の船員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てにおける固定資産税の基礎知識についてお伝えします。固定資産税とは、毎年1月1日に「賦課期日」現在、土地、家屋、償却資産(これらを総称して「固定資産」といいます)を所有している人が、その固定資産の価格をもとに算定された税額をその固定資産の所在する市町村に収める税金です。シンプルな言い方をすると、固定資産税とは、要するに自分の所有する建物や土地、償却資産にかかる税金のということになります。自分が所有する土地建物に税金が課されるという点を不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは土地・建物を自分のものにしている、すなわち土地・建物を「所有している」という状態を法律的に考えればわかります。
土地や建物を所有したというのは、厳密にいうと土地建物に関して民法上の「所有権」が発生した状態ということになります。これはあくまで国から与えられた権利なので、その権利を保持し続けるためには、管理費のようなものを払う必要があります。それが固定資産税というわけです。収められた税金は、治安維持をはじめ行政サービスや医療環境の充実、上下水道など生活インフラの整備などに使われ、安定した国民生活維持のために役立てられています。また、固定資産税は、土地と建物それぞれ別個に課税されることも知っておくとよいでしょう。先ほど所有権について話しましたが、土地と建物が別々の所有者の持ち物になっている場合を考えるとわかりやすいと思います。建物所有者と土地所有者との間で税制上の公平を担保するためにこのような措置がとられています。以上、簡単ではありますが、説明を終わります。